緊張型頭痛とは

慢性頭痛のなかで一番多い緊張型頭痛。無理な姿勢や過度な緊張、ストレスなどが重なって起こると考えられています。緊張型頭痛は、頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが30分~7日間続きます。よく「ヘルメットをかぶったような」と表現されます。また、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。子どもから高齢者まで、どの年齢層でもみられ、ときどき頭痛がするタイプ(反復性緊張型頭痛)と、毎日のように頭痛が続くタイプ(慢性緊張型頭痛)とがあります。

緊張型頭痛の症状は「両側のこめかみから頭の周りが締め付けられる」ような痛みで、片頭痛のズキンズキンと脈を打つような頭痛とは痛み方が異なります。1日中痛みが続き夕方に痛みが増すような頭痛が典型的な例です。片頭痛と合併する場合も多々あります。

★緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛の発生には、身体的・精神的なストレスが複雑に関係していると考えられています。

・身体的なストレスによる緊張型頭痛

無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用などによって頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、 これが神経を刺激して痛みを引き起こすと考えられています。

特に、首筋の筋肉が弱い人ほど、頭部をしっかりと支えることができずに頭痛を引き起こしやすい傾向があるようです。

・精神的なストレスによる緊張型頭痛

身体的なストレスが無くとも、精神的なストレスのみが原因で頭痛を発症するケースもあります。精神的に緊張した状態が長期間続くと、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こしてしまうのです。このような、精神的ストレスを原因とする緊張型頭痛には、生真面目な性格や几帳面さを持った人がかかりやすいと言われています。

★緊張型頭痛の対策

・生活習慣として普段から正しい姿勢をたもつことと、長時間同じ姿勢をとり続けないことを心がけることが大切です。
・運動や入浴は血行を促進します。
・セルフケアで頭痛が改善されない場合は、薬物療法が行われます。
・筋肉の緊張を緩和する筋弛緩薬や鎮痛薬のほか、精神的ストレスが大きい場合には抗うつ薬や抗不安薬が用いられます。
・いずれも1−2週間毎に医師の診察を受け、症状がどのくらい軽くなったか、副作用がないかなどを確認しながら、薬の種類や量を調整していきます。